音見鶏

X

Meili: 《X》
今回の番外コンピは初となる「合作」によるコンピ!
得意分野をそれぞれ持った総勢12(?)名、6曲、どうぞお聴きください!!


01. はろー、ふぁんたじあ
<Meili>
オケ担当の Meili です。初めての合作になります。
「マーチっぽいポップスやりましょう!」っていって始めたこの曲は、合作自体も含めてブラスの打ち込みだとか、テンポが混在する落ちサビとか、
いろんな挑戦ができてよかったと思います。
個人的お気に入りポイントはカノン進行のトリオです。いろいろ打ち込みがんばった箇所はあるんですけどね。

<stella>
作詞担当のstellaです。自分じゃ絶対しない楽器編成の曲なので話をもらった時からワクワクしてましたね。
マーチの型とか色々教えてもらったのに何も考えずにメロディーを書き、詞をつけましたが、「マーチっぽいポップス」なのでまあいいだろうということになりました。
お互い明るい曲が得意というのもよかったのかも。余談ですが、最近歌詞に余裕が持てるようになった気がします。

Lyrics
目覚めて 顔洗って
窓の外 お日様にもご挨拶

秘密のパスワード
扉の向こう踏み出せば
ワンダーランドへ
どうぞご招待

ここじゃ全部が
made in imagination
想像力を外へ 外へ
解き放て!

弾む冀望のファンファーレ
軽やかに靴音鳴らせば
途切れることない音楽を
空の向こうまで
聞こえたらおいでよ
ここはふぁんたじあ

目覚めて 二度寝をして
……る場合じゃない!
秘密基地へ今日も集合だ

ここじゃ皆が
moving on to frontiers
常識の殻を 殻を
打ち破れ!

不思議の少女とティータイム
仲良しの動物カルテット
途切れることない行進を
虹の向こうまで

さあ 手拍子にノって
奏でよう魔法のショウタイム
飛び入り参加も大歓迎

弾む冀望のファンファーレ
鮮やかに笑顔がblooming
途切れることないday by day
集えふぁんたじあ

秘密の合言葉
“はろー、ふぁんたじあ”


02. Depravity
今回のコンビはどちらも明るく(能天気な?)二人で、イメージ通り楽しい系にするのかな〜〜?と思っていたら、しろつめの意向により鬱屈とした暗い系にしよう!と決定。
構成やテンポチェンジが変則的な構成なのもしろつめの意向。ゆっきーのボーカルがうまく世界観を作ってくれています。
Lyrics
闇に紛れひとりを求め
半端な仲は生きる道具さ

「慈悲は無用」と殺した心で
希望を切り裂く虚ろな人形

キミの名前が 破滅ならば
私はそれに仕える従者さ

霧の中で彷徨う
縺れた足が痛い

私を呼ぶ声が
頭のなか響いてる

どこまで続くのか
先の見えない道は

苦い鉄の匂いが
口の中にじんでる

過ぎた強さは孤独を呼び寄せ
キミは私を罠でおびきだす

キミは愛を私にくれるの?
キミのほしいもの全部あげるからさ

私から意思が離れてく
まるで体がふわり浮かぶみたい

霧の中で出会った
蝋で固めたキミに

私を熔かす声が
頭の上響いてる

私は惹かれ迷う
狂ったように歩く

嘘でできたゴールに
導かれてゆくんだ

キミの名前が 破滅ならば
私はそれに惹かれて 傾ける

霧の中で彷徨う
縺れた足を捨てて

私を呼ぶ声が
頭のなか響いてる

どこまで続くのか
先の見えない道は


03. retro fleeting
<ELEGANS>
メロディとコードほとんど丸投げしたなんて言えない

<ジョッキー>
midiデータ投げたの〆切一週間前なんて言えない
04. 輝夜
<TAKIO>
昔、竹より生まれ出づ少女の物語があった。人々はこれを「輝夜姫」という名前で呼び親しむ。

<0s>
月に昇った輝夜姫は、やがて人知れず「月読命」の名前を冠するようになった。
これは2つの物語と神話を結び綴る奏。

05. 夏に振降る雪
<ミトナナメ>
私はピアノ(?)っぽい所を作りました。
色々難しい所はありましたが、とても良いと思います。
<アルファルファ>
主旋律以外のところを担当しました。
合作ということで普段とは違う曲の作り方をしなければならず大変な部分もありましたが、そのおかげで色々と勉強になりました。
06. ラストレター
始めること。終わらせること。
なんだって突然は怖い。
だから私たちは、ふたりでそれを決めたんだ。

Lyrics
「ふたりで選んだ別れなら怖くないと
都合よく想像してたんだ
おしまいを決めたその日から揺らぎだした
弱い弱い情けない覚悟だ」

緩く繋いだこの指がほどけた音
ぼくの長い髪にきみの柔らかい肌が触れた

いつか立ち止まって振り返る
今日のきみはうつくしいだろう
思い出は綺麗さ


「誰にも選べぬ出会いなら奇跡だろう
なんとなく予感してたんだ
はじまりを重ねたあの日から感じていた
強い強い終わりへの恐怖だ」

高くそびえたつ壁はもう越えられず
きみの頬の色がぼくの荒れたくちびるを染めた


緩く繋いだこの糸よほどけないで
ぼくの壊れそうな気持ち
止めを刺す手紙

「さよなら」と「ごめんね」が
消された上の見慣れた文字
「ありがとう。」が滲むよ

そして書き殴った愛の唄
きみには決して届かなくて
枯れた喉が痛いよ

痛いよ


P.S.
最後にぼくからきみへと
伝えたいことばも
ありがとう、だったよ。